2006.9.16、ロサンゼルスのホテルのロビーで一年振りの再会。
遅い時間であったにもかかわらず日本から用意していったいくつかの質問にも快く答えて下さった。
自ら進んで「答えをノートに書こう。」と言ってペンを手にして記念撮影。Steve Baxterさんはいつお会いしても気さくで優しい紳士。あのエネルギッシュな演奏と優しい人柄のギャップがまた魅力的でもある。「また、近い内に日本に行きたいと思っているんだ。日本には良い音楽を理解し楽しんでいる人がたくさんいるからね、早くみんなに会いたいなあ。」再来日が待ち遠しい。

Q：何歳の時にトロンボーンの演奏を始めましたか？
ｽﾃｨｰﾌﾞ･ﾊﾞｸｽﾀｰ（以下SB）：トロンボーンは16歳の時に始めたんだよ。

Q：14歳の時にバリトンホルンを始めたのですよね？
SB：そうだよ14歳の時にバリトンを始めたんだ、今でもバリトンは演奏するよ。

Q：どのような影響で音楽をはじめましたか？
SB：家族の影響が大きいね。父はゴスペルシンガーでギター・ドラム・ベースと3人のシンガーで構成されたグループで歌っていたんだ。　母もとても素晴らしいシンガーだった。兄（Kenneth Baxter）はトランペット奏者で“Spinners”と言うグループがヒューストンでショーをした時トランペットを吹いていたんだよ。

Q：貴方もご自分のＣＤで歌っていらっしゃいますよね？
SB：そうだね、でも歌が上手かったらトロンボニストにはなっていなかったなあ。

Q：なぜミュージシャンになろうと決めたのですか？
SB：やはり家族の影響が大きいかなあ。家族の影響で音楽を始め、高校のコンテストで優勝し、奨学金でHoward　Universityへ進学し好きなミュージシャン達と演奏する内に自然とそうなったっていう感じだなあ。

Q：どうやって作曲をするのですか？
SB：ある時メロディーやコードが突然やって来るんだ。全ての部屋で録音できる様になっていて、その時は直ぐに録音して・・・またある時は演奏中に思い浮かぶんだよ。

Q：毎日練習するミュージシャンもいるそうですが貴方はどうですか？
SB：スケジュールの関係で毎日は出来ないけれども週に3〜4日は練習するようにしているよ。でも長い経験やステージなどがあるから今では毎日練習出来なくても大丈夫だな。

Q：どのようなタイプの音楽が好きですか？
SB：全ての音楽が好きだよ。Ｊａｚｚ、Ｒ＆Ｂ、ゴスペルが特に好きだな。ポピューラな曲も好きだけどこれは全てでは無くて幾つかだね。それに音楽を始めた時はクラシックから始めたのでクラシックも好きだよ。

Q：貴方がお気に入りのミュージシャンは誰ですか？
SB：一人あげるとしたらJ.J.Johnson（トロンボニスト）だな。